寒い日が相変わらず続いています。しかし四季折々の美しさがあるのが日本、そして宮崎の良さでもあります。特に宮崎の冬の星空は美しく、寒い中にも心が癒やされるものの一つです。
カメラを三脚に固定し、シャッターを開けっ放しにして撮影してみると、星の動きがわかります。そしてその多さと美しさに驚かされます。
↑西の空。山の端に向けて星がどんどん沈んでいっているのがわかります。
↑北の空。北斗七星を中心に、たくさんの星がぐるぐる回っていてすごいです。
環境省水・大気環境局大気生活環境室が平成25年3月に発表した「スターウォッチング・ネットワーク
平成24年度冬期 全国星空継続観察の実施結果報告書」によると、「同一観察地点での『夜空の明るさ』の推移(冬期)」において、都城市高崎町のたちばな天文台で観測された夜空の明るさは20.6mag/□“(※「mag/□”」は星空の明るさを示す単位で、値が大きいほど夜空が暗く、星がみえやすい)。これは全国6地点で観測した中で、愛知県東栄町に次いで2番目に明るい値となっています。また調査が始まった昭和63年度から平成24年度までずっと20mag/□以上の明るさを記録しているのは、同じく東栄町と都城市高崎町だけであり、いかに宮崎の星空が綺麗かということが伺えます。
上出の都城市高崎町にある「星の燈台 たちばな天文台」では冬の星空を楽しみたい方を対象に、さまざまなイベントが行われています。もちろん天文台まで行かなくても、満天の星を見上げれば心が癒やされます。防寒対策を施した上で、「観月会」ならぬ「観星会」をされてみるのも良いのではないでしょうか。