講義の締めくくりに南嶋先生は、「感染制御に『梟(フクロウ)の目』と『蟻(アリ)の目』を持ちましょう!」と参加者に呼びかけました。
フクロウの大きな目は正面についていて、物体を立体的に見ることができます。それに加え、ぐるりと回る首を持ち、高い所から広く全体を見渡すことができます。暗い所だってバッチリです。
一方、アリは地面スレスレの低い視点で物体を細かく見極めることができます。さらにそこで得た情報を仲間のアリと共有し、チームプレイで活動を展開します。
「フクロウの目とアリの目の両方が大事なんだ・・・」。感染制御に関する様々な知識や技術を学んだ参加者達からは、それぞれの職場にそれを持ち帰って、スタッフ全員で取り組もうという意欲が伺われました。
2時間という長丁場をものともせず、ノンストップで充実した講義をして下さった南嶋先生に、会場からは惜しみない拍手がおくられました。
(おわり)