
「代償的嚥下法」ではこの他「強く飲み込んで下さい」、「飲み込む時に喉の筋肉に力を入れて下さい」と指示することで舌根を後退させ、咽頭後壁との距離短縮を図ることで嚥下圧を上昇させ、咽頭残留物を除去する「努力嚥下」、そして食物なしで嚥下する空嚥下を繰り返すことで残留物を除去する「空嚥下」、そして違う性質の食物を交互に嚥下することで、残留物を除去する「交互嚥下」などについて説明がありました。
また高い声で発声すると、喉頭も挙上することを利用した訓練「裏声発声訓練法」は、「あー」と声を出し、一番高い声が出たところで、その声の高さのまま5秒程度声を出し続けるというもの。実際に声を出しながらその効果を確かめる参加者もいました。
(つづく)